ぶろぐ

日常生活で思ったこと、本を読んだ感想、プログラミング等勉強したことの内容を書いてます

「すべてはモテるためである」 を読んで

「なぜモテないかというと,それはあなたがキモチワルいからでしょう.」

という文句から始まるこの本.読者がどのようなキモチワルさ持っているかを考えさせ,自己分析させて,その後それをどうやって直していくのかを語り,最後には実践的にどうしていけばよいかを教えてくれる本です.

今回私は,この本の通りに,自分のキモチワルさについて書いていこうと思います.

本の中では「キモチワルい」の種類を以下の?種類に分類していました.

  1. かんちがいしてるバカ → かんじわるいバカ
  2. 臆病なのにばかのふりをしてる → かんじわるいバカ
  3. バカなのに臆病 → 暗い人
  4. 考えすぎて臆病 → 暗い人

この4種類がモテない,キモチワルい人で,同じ人でも相手によって異なるタイプになりえます.
バカ,とはポジティブな自意識過剰,臆病とは,ネガティブな自意識過剰といえます.
私は,基本的には考えすぎて臆病であり,ネガティブな自意識過剰であると言えます.一方で,何となくいけそう,落とせそう(おそらく,女の子を下に見ているような気がする)だと思った女の子に対しては,1.のかんちがいしてるバカになるようです.このかんちがいしてるバカとは,相手との関係をあまり考えず,相手との距離感を把握しないままにぐいぐい押してしまっている状況であると言えます.それはつまり,相手と「同じ土俵に乗る」ことができていない状態で,自分の欲望を押し付けているのだと思います.また,可愛くて手が全く届かない相手の場合は,臆病なのにバカのふりをしていることが多いです.

バカ,を直すには,自分が「特別である」という考えを捨てることが必要です.
また臆病,を直すには,自分の居場所をつくることが必要です.それはつまり,自分が何が好きかきちんと把握することが大事であるということです.

そして,実際に恋愛するときに必要なこととして,まず自分の中にいろんなキャラを持っておく,ということです.きざなキャラや女性をエスコートするキャラなど,それぞれ使い分けていく必要があります.

最後に,自分が恋されたいのか愛されたいのかという話です.恋をするとは,自分の欲求を相手にぶつけること,だそうです.愛する愛されるとは,今の「自分」を受容してもらうこと,そして自分が変わることを恐れないこと,だと思います.
私は恋したい恋されたいのか,愛したい愛されたいのか,どっちなんでしょうか.

DEATH 「死」とは何か を読んで

これまで,死」というものについて考える機会があまり多くありませんでしたが,この本を通して「死」というものをより強く考えるようになりました.今回は,私がこれまでに経験した親戚の「死」を振り返り,これまで「死」をどう感じていたかを見つめ直してから,本書を読んで改めて分かった「死」の側面を書いて終わりたいと思います.

まずは私が経験した死についての概要と,それらをどう感じたか,についてです.
最初の死との出会いは小学生1年の時でした.母方の祖父が,咽頭がんで亡くなりました.亡くなる前から何度かお見舞いに病院に行ってはいましたが,それまでに仲良くしてもらっていた時間があまりなかったこともあり,そこまでの実感がありませんでした.
次は中学2年の時でした.父でした.若干47歳(違うかもしれない,50歳より若かった)という若さで,心不全によって単身赴任先で亡くなりました.友達の家で遊んでいるときに突然母から連絡が入り,急いで家に帰ると父が亡くなった,これから単身赴任先の広島に行く,と言われました.そのときは理解できませんでしたが,なんとなく涙を流しました.向こうに着いてからも,死体と向き合っても,荼毘に付されているときもあまり実感がわきませんでした.父は小さいころから単身赴任していることが多く,とても親密な関係,というわけではなかったのがそう感じた理由かもしれません.ただ何となく,久しぶりに会っていた人にもう会えなくなってしまうのか,そう感じたように思います.
その後は,大学生になってから父方の祖父,母方の祖母が亡くなりました.祖母には,すごく可愛がってもらって,正月のときはほとんど毎年母方の実家に行って,祖母が作るおせち料理を食べたものでした.祖母が危篤状態になったと聞いて,すぐに母と車で駆け付けましたが間に合わず,病院に着いた頃には体はまだ暖かかったにも関わらず動かなくなっていました.このとき最も生と死の境界を感じた気がしました.
死に対する実感はあまり感じられていませんが,こういった死との出会いから感じたことの一つは死はあまりにも自然に,突然にふっと訪れるということです.あまり意識していなくても死は常にすぐ隣にあって,それを避けることはできない,ということです.あまり実感がわいていないからかもしれませんが,なんとなくの,漠然とした恐怖を覚えていたように思います.

以上が私のこれまでの死との出会いから,どう死を考えているかについてでした.要するに,そんなに死について深く考えたことはなかったわけです.そんな私がDEATH 「死」とは何か  を読んで何を感じたか,何を考えたかについて書いていきます.

まず,この本は死とは何かの正解を教えてくれる本ではありません.著者が死についてのさまざま意見を示し,それぞれの立場に立った場合にどう論じられるかを話す.そして最後に著者の意見,著者が信じている意見を述べ,皆さんはどうでしょう,考えてみてください,という本でした.
中でも面白く,心に残ったのは,死と,それに対する「恐れ」の考察についてです.そもそも私は死が私自身に降りかかってくるという実感というものをあまり感じていませんでしたが,何となく怖い,と感じることはありました.それは私の実生活での経験からというよりは,ドラマや映画などで見,感じる死からの感情でした.
この本ではまず「恐れ」が理に適う感情であるとはどういうときか,という話から始めていました.最終的には,死を「恐れ」ることは理に適う感情であるかを明らかにしたいのです.著者は,「恐れ」という感情を抱くことが理に適うための条件は3つあると言っています.それが以下に並べた3つです.

  1. 恐れているものが,何か「悪い」ものである
  2. 身に降りかかってくる可能性がそれなりにある
  3. 不確定要素がある

これらを「死」が満たしているかが議題になります.まずこの3つの条件ですが,具体例は挙げませんが恐れの感情が理に適うための条件として適切のように私も思います.これらの条件を満たさない出来事,ものについては恐れ以外の感情が芽生えるように感じます(怒り,悲しみなど).そもそも「ある感情が理に適う」条件というものの考え方が面白いと感じましたし,これを読んでいるときに理に適わない状況で怒ったり,悲しんだりしていることに思い当たりました.
この本ではこのあと,「死」がこの3つの条件を満たしているのか,はたまた満たしていないため他の感情を生じさせるのが適当なのか,という議論をしています.

このように,死に関するさまざまな議題に対して私が想像していないような方法で,また想像していないような論者の立場になって著者が意見を論じてくれたため,多角的に死についての議論をすることができたと思います.

この本を読んで,「死」について印象が変わった点としては,「死」は何か特別なものなのではなく,他の事象と同じように議論することができるし,私たちも特別扱いせず「死」と接するべきである,ということです.この文章で「」をつけて死を表現していたのも,実は間違っているのかもしれません(まあ今回の主題だからそれはいいか).今後もっと身近な人や私自身が死と出会うことがあったとしても決して臆せず,対峙していければと思います.

現状の自己分析と今後の目標

稲盛さんの「生き方」を読んで心を改めたので,これからの生活で意識したいこと,また具体的な目標についても書こうと思います.

 

まずは現状について.「生き方」を読んでいたとき,私は何に対してもやる気が出ず,ただだらだらとYoutubeを見始め,おすすめの動画を選んではぼーっとしながら見る,そして気付いたら深夜になっていてやるべきこともろくにせずに寝る,という生活をしていました.

"やるべきこと"というのが研究室関連の雑務のようなものだったのですが,ある資料を完成させてそれを教員に確認して頂く,ということが怖くてできなかったため,その資料作成も怠ってしまったのだと思います.平面上はうつ病っぽい態度を取って作業ができないふりをしていましたが,本当はただただ資料を見せて怒られる(またはダメ出しを食らう)のが嫌だっただけなんだ思います.こんな状態では成長することなんてありえません.

このような状態は去年にも何度かあり,直していかなければいけない部分だと自覚しています.このようなつまらないプライドを捨てて,素直に人から教えを受け,より素敵な人になりたいです.

 

そこで,「生きる力」を読んで人生の哲学を見つけた今のうちに,これから生活するうえで大切にしていきたいことを表明したいと思います.

まず,「昨日の自分よりもよりよい自分になる」を最大の目標にします.他社との比較ではなく,過去の自分との戦いに常に勝ち続ける人になりたい,そういう意図です.またそのために,日々の精進と感謝の心,利他の心を常に持って過ごしていきたいと思っています.そのためにこれからやるべきことを具体的に書き残します.

・研究する(大学院生の本分は研究である)
・毎日2時間以上,自分自身のための勉強をする(勉強系の本を読み進める,プログラミングの実装,TEDによる英語学習など)
・土曜日はAtCoderに参加する
・朝は10時までには起き,夜は2時半までには寝る
・行き・帰りはスマホをいじらず必ず本を読み,1週間に1本のペースを維持する
・本を読んだ際はこのブログに投稿する

・研究室などでの雑用を率先して実施する(掃除の日でなくてもごみ捨てをするなど)
・家事などを率先して手伝う
・人に対して傷つくような言動をしない
・自分が忙しくても人の相談,援助は絶対にする
・人の良いところ、好きなところ、尊敬できるところを探すようにする
・電車で老人に席を譲る

また少しずれてしまいますが,
・コンタクトで生活する
これを追加します.これは,コンタクトをつけているときの方が自信を持てている気がするからです.

利他の心を持つ,は少し当たり前の気がしますが.また感謝の心は常に持ち続けたいです.稲盛さんは生きていることに感謝すべき,と仰っていましたがそこまでできるかは怪しいですが,ありがとうという言葉を頻繁に,あまり思っていなかったとしても言おうと思います.

「生き方 人間として一番大切なこと」を読んで

稲盛和夫さん著「生き方 人間として一番大切なこと」を読みました.

稲盛和夫さんとは,KDDIと京セラを立てた方で,現在は名誉会長をやられている方です.

この本では,非常に簡単に言ってしまえば精神論のようなことを言っています.人が生きる意味は,生まれてから死ぬまでに心を高める,精神を磨き,少しでもきれいな心になることであるということや,森羅万象は,宇宙の意志によって成長方向にエネルギーを受けているなど,人知を超えた何らかの"力"の存在を肯定しています.作中の中では遺伝子研究をされていた村上和雄さんがおっしゃっている,"サムシング・グレート"の話なども出していました.

この本ではこのように精神的な部分を話されていたのですが,それが僕の心によく刺さりました.読んでいる現在,私は研究をする気力が起こらず何もせず1週間が過ぎ去っていってしまうという状況でした(これについては次の記事に書こうと思っています).そのため,この本を読んでいろいろと参考にしよう,これからの生活で意識していこうと思ったことを書いていこうと思います.

まず,稲盛さんが非常に大切にされている,"利他の心"です.作中の話で,NTTがほとんど独占状態にあったときに稲盛さんが電気通信事業に乗り出そうとした際,新規参入企業が稲盛さんの企業含め2社あり,担当する地域をどうするかで揉めたことがあったそうです.どう考えても関東地区が人口も多く売り上げにつながると思いますが,稲盛さんはNTTの独占状態は日本(人)にとっても良くなく,少しでも日本の通信産業の繁栄につながればと思いその事業を始めたため,自社の損害になることも気にせずもう一方の企業に関東地区と中部地区を担当してもらったという話がありました.

正直こんなに他者のために動いている人も見たことがなかったため,このエピソードを聞いたときはめちゃくちゃに驚きました.このような結果現在のKDDI (au)があるのか,と感心しました.

これを受け,今後は自己よりも利他を大事にする精神で生活していこうと思いました.

また利他の心を大切にする以外にも,仏教の六波羅蜜を例にとって人々がすべき行い,心の持ちようを解いてくださっていました.六波羅蜜とは,仏の道において少しでも悟りの境地に近づかくために行わなくてはいけないもののことのようで,布施,自戒,精進,忍辱,禅定,智慧です.

布施とは,利他の心を持つこと.自戒とは,欲望,愚痴,怒りなどの煩悩を抑えること.精進とは,何事にも一生懸命に取り組むこと.忍辱とは,苦難に負けず,耐え忍ぶこと.禅定とは,心を静めること.智慧とは,悟りの境地.5つに努めることで智慧へと向かうことができるそうです.

日々の労働の中でも,精進することは非常に簡単に行うことができると思います.これらを胸に中に常に入れておき,日々を過ごしていきたいと思います.具体的にどのようにして過ごしていくかを,次の記事に書こうと思っています.

 

とにかく,この「生きる力」を読んだことで,私がこれから死ぬまでに大切にする哲学,考え方のようなものを見つけることができたのではないかと思っています.本の最初の方はどんな宗教チックなことを言っているんだ,と思いましたが最後まで読んでもらえると僕も嬉しいです.

奨学金の推薦状下書き

 私が大学院で給付型奨学金を受給しようと考え,指導教員に推薦状を書いてもらったときの話です.

 

推薦状のご依頼をしたところ,推薦状案を作成するように,と言われ,自分の推薦状をなんで自分で下書きしなきゃいけないんだってなりました.
まあ実際そうなることは分かっていたんですが,自分の推薦状を自分で考えるとなると鬱になりそうだなあと.

 

お金はもらわなきゃいけないので,いろいろ調べていたらいくつか良いサイトが出てきました.

その1つがこちら↓

推薦状の書き方(英語・日本語)およびアカデミアにおける推薦状の文例 | 日本の科学と技術

 

まずこのサイトの最後に書いてある,ボスに下書き書いて,と言われたことをポジティブに捉えよう,という部分ですね.

就活とかになるとたぶん自分の長所とかを考えるようになると思うんですが,その良い機会になったのかなと思います.あとは自分を客観視できたことも良かったことだと思います.

 

こういうのは当たり前にできておいた方が良いのかもしれないですが,意外と難しいことです.

 

あとは単純に参考になったこのサイト↓

奨学金申請のための推薦状/推薦文の例文

ここにはいろんな情報が載ってました.例文もありましたし.

 

最後に.

もし奨学金とか海外の大学院行くときに推薦状が必要で,さらにその下書きを頼まれた際は鬱にならず自分を見つめ直すいい機会だと思ってしっかりとした文章を作るよう心掛けるといいと思います.

今現在つん読中の本

Amazonで買ったはいいけどまだ読めていない本のご紹介.

  • シンギュラリティは近い -人類が声明を超越するとき-
  • DEATH 死とは何か
  • 「空気」の研究
  • 現れる存在
  • 隷属なき道
  • ご冗談でしょう,ファインマンさん(上,下)
  • 未来の年表
  • 他人を攻撃せずにはいられない人
  • ファシリテーション入門
  • マンガ 老荘思想
  • 論理的思考力を鍛える33の思考実験(途中)
  • ウェルビーイングの設計論 -人がよりよく生きるための情報技術-(途中)
  • 動物の賢さが分かるほど人間は賢いのか(途中)

・・・

 

相当多いですね...
任意の本を読むとその内容に関連のある本を読みたくなってそれを買って読む,というのを続けていると以前購入した本を読まなくなるんですよね.
あとAmazonで本見てるといろんなのを読みたくなって複数購入してしまいますし.

あとお金がなくて買えなさそうですが,「彼女は頭が悪いから」が少し気になっています.

少しずつ読んでいかないと.あと読んだらブログに感想か何かを残せるといいなと思います.