ぶろぐ

日常生活で思ったこと、本を読んだ感想、プログラミング等勉強したことの内容を書いてます

塾講師の苦難

 私は塾でバイトをしている。その塾では大学受験を専門としていて、「授業をしない」をうたい文句としていて生徒の自学自習を基本として学習を進めていく。

 ここでの講師の役割としては、生徒が自学自習をしっかりできているか、間違ったやり方で1週間勉強してきていないかのチェックや、1週間どれだけ勉強を進めるかというペース管理、やってきた宿題が定着しているかのチェック、さらには勉強以外でも相談事に乗ることである。

 

 読んで分かったと思うが、このスタイルは生徒に大きく依存している。生徒が1週間さぼって何もやってこなければ話は進まない。生徒の勉強の進捗は0である。そういった、講師ができることが限られているこの状況で、自分は生徒に対して何ができるのか、最近よく考えるようになった。

 

 まずそもそも、上に挙げた講師の役割である、宿題の定着度合いのチェックがおろそかになっていたり、また正しい勉強法ができているのかもあまり見られていなかったりと感じた。これらは、1時間という短い特訓時間の中で色々と工夫をして、生徒と深く話しながら、そして常に意識しながら改善していこうと思う。

 

 また私は、生徒には勉強だけではなく大学進学以降の過ごし方、夢、やりたいことなどについても話がしたいと思っているが、そのためには生徒との信頼関係がもちろん必要であるし、生徒の勉強管理もしっかりこなしたうえで話さなければいけないことなので、非常に難しい。高校生の「夢」というものは、時代性や社会について深く考えていない状態での、やりたいことだと思っていて、それを単純に応援するよりは時代性を読み、自分がやりたいこと、解決したい問題がその時代性においてきちんと理由付けできるか、などを問いたい。

 しかし現実は、夢ができて方向性が定まり、勉強意欲が出たため良しとするか、と考えてしまう。

 

 1週間ちゃんと勉強をやってくるための「モチベーション」を生徒の中に作っていきたい。それはおそらく私自身がどうにかしてできる問題ではなく、考えるのは生徒自身であるから、私はその補助をして生徒の大まかな方向性を決めていく手助けをしたいと思う。

 

 生徒の勉強のことから高校生の夢の話まで、話が飛びまくったがこれで終わりとする。